アンティークな木製看板、実は昔からありました!

アンティークな木製看板、実は昔からありました!

今流行りのアンティークな「木製看板」、蕎麦屋さんやうどん屋さんは昔ながらの素朴な看板、レストランやカフェ等はトールペインティングも施してお洒落な雰囲気の看板、介護施設や雑貨店等は、それぞれのメッセージを込めた看板・・・あちこちで見かけます。

 

入口や壁、柱に掛けた物もあれば、最近流行のA型タイプで地面に置く物も多いですね。

 

何と言っても手作り感満載!暖かみを感じられるので、人気なんです。

 

 

 

でも、お店とは別に日本には資格や権威を示す「木製看板」があります。

 

ご存知でしょうか?

 

 

 

今では一般的に「お稽古ごと」と言われる、茶道、華道、舞踊、箏曲、長唄、小唄etc...

 

これらのレッスンで、研鑽を重ねると、家元から教授(名取)の資格と一緒にいただけるのが、この「木製看板」です。

 

 

 

時代劇で「道場破り」なんてシチュエーションがあり、戦って挑戦者が勝った場合、道場の看板を持っていかれるシーン。

 

乱暴な挑戦者は、道場の看板を二枚に割ったりする時があります。

 

この看板は、あくまでも教室案内の看板で、名取の看板とは違う物です。

 

 

 

お稽古の内容や流派等違いはありますが、大抵の場合「名取の看板」は、素材が堅く、模様の少ない木を使うようです。

 

特に飾りはつけず、表は何処の何の家元か、という事と本人の家元からいただいた名前(宗名・雅号・華名・芸名と言い方は様々です)、裏は資格の取得日等が墨の筆字で書いてあるシンプルな作りが殆どのようですね。

 

だからこそ、木の模様は目立たないものが良いのでしょう。

 

アンティークの極みかも知れません。

 

 

 

そもそも、なぜ看板をいただくのでしょう。

 

最初は「免状」といって、家元からのお許しを紙に書いていただくのです。

 

段階的にグレードアップして、最後には名取の免状と看板をいただく事になります。

 

これは国家資格とは違い、その世界でしか通用しません。

 

 

 

今の時代、免状や看板が無いからといって人に教えられない事はありませんよね。

 

それなりの実力があれば大丈夫です。

 

それでも皆さん看板をいただくのは、やはり看板に含まれた独特の魅力があるのでしょうね。

 

 

 

この看板は、最初は明るい色ですが、年月を重ねるにつれて渋い色に変化していきます。

 

まるで、その方の芸が積みあがっていくように、色も深みを増していくのです。

 

看板を持っていても、表に出さないという奥ゆかしい先生もいらっしゃいますが、他の方に見られてこその看板です。

 

玄関やお稽古場に飾っていただきたいですね。